私とGVIC(3)| 榎 道子

2024年5月7日

後に私がGVICに足を運ぶきっかけになったのは、2013年3月で今から11年も前の事です。当時日本にいる父と、2歳年下の弟がかなり深刻な病に侵され、三重の実家がある松阪総合病院に入院中でした。

病名はヘビースモーカーだった父が肺気腫、弟が血のガンの悪性リンパ腫でした。弟は4人兄弟の中で私の最も良き理解者でしかも同じ血液型。骨髄移植のドナーになりたいと思った私は、日本に帰国して検査を受けたものの、残念ながら白血球の適合不一致という結果に終わりました。

その後色んな検査を経て、化学療法や放射線治療、造血幹細胞移植などが行われたものの、5年以内に再発し、その後は更に色んな辛い治療の為に入退院を繰り返すことに。。。当時彼はまだ50代後半の若さで独身でした。

とにかく日本に住む父と弟の為に祈りたいという強い思いにかられた私が思い浮かんだのがクリスチャンの教会でした。以前から、GVICメンバーで歌友の野田典子さんから、「うちに来ない?聖歌隊メンバーが足りないのよ」と誘われていました。

「教会に行って二人の為に祈りたいんだけど一緒に行ってくれる?」と夫に尋ねると、快く「いいよ」と言ってくれ、ある日曜日の朝二人でGVICに出かけました。そして、何とその初日から礼拝後の聖歌隊の練習にも参加していたのです。

以来、私自身は特別なことでもない限り毎週日曜日は教会に行く日となりましたが、もともと私の付き添いのつもりでしかなかった夫は、その後2回ほど礼拝に参加した後教会から遠ざかってしまいました。現在もその状況に変わりありません。

水曜日の夜の祈祷会にも仕事の後参加していましたが、残念ながら私のつたない祈りの甲斐なく、父と弟は2013年の6月と9月に相次いでこの世を去りました。

父の葬儀の時に会ったのが弟を見た最後となりました。二人の肉親を相次いで亡くし祈る目標を失ってしまった私でしたが、毎週日曜日のGVIC通いはその後も続き、日曜礼拝から始まる1週間のサイクルがしっかり体に身についていました。

榎 道子


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