ちとせの岩よ 讃美歌260 “Rock of Ages”
Rock of Ages
「そこで、兄弟たち。私はあなたがたにぜひ次のことを知ってもらいたいのです。私たちの父祖たちはみな、雲の下におり、みな海を通って行きました。…みな同じ御霊の食べ物を食べ、みな同じ御霊の飲み物を飲みました。というのは、彼らについて来た御霊の岩から飲んだからです。その岩とはキリストです。」(Iコリ10:1、3-4)
永遠(ちとせ)の岩なるキリスト。その犠牲を通して救いを与えて欲しい、キリストを信じる人々の隠れ家となって欲しいと懇願するこの賛美歌は、最も人気のある賛美歌のひとつと言えるでしょう。岩なるキリストへの切望を歌う歌詞は、十字架での贖いのみが救いへの唯一の道であり、人が流す涙や自己正義を求める努力はすべて無意味であることを主情的に訴え、また、死の淵にあってさえ、岩なるキリストに慰めと安らぎを求めることを、私たちに訴えています。
16歳の時に作者のオーガスタス・トップレディを劇的な救いに導いたのは、牧場の納屋で語られた無学なジェームズ・モリスによる説教でした。その後、長老教会で尊敬を集める有力な牧師となった彼は、英国でいくつかの教会を牧会する忙しい日々の中で、多くの賛美の詩を書きました。この『ちとせの岩よ』は、今日まで彼の名前を知らしめる作品とひとつとなっています。
当時のイギリスでは、アルミニウス主義(人間の自由意志を重視する神学)とカルビン主義(選民論)が激しい議論を戦わせていました。この力強く情熱的な詞には、ウェスレー兄弟の主張に対する反論した彼の思いが込められています。この讃美歌の詞が持つ攻撃的な意図にも関わらず、200年を超えても神はこの賛美を生かし、アルミニウス主義者とカルビン主義者の双方に祝福をもたらしています。
出エジプト17:1-6、33:17-23、詩編78:35、使徒4:12
Taken from [Amazing Grace] ©Copyright
September 22, 2017, Kenneth Osbeck,.
Published by Kregel Publications, Grand Rapids, MI
Used by permission of the publisher.
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翻訳:峯岸麻子







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