あだに世をば過ごし〜新聖歌236番(聖歌426) “At Calvary”


The Collingsworth Family – At Calvary (Live)

「この方にあって私たちは、その血による贖い、罪の赦しを受けています。これは神の豊かな恵みによることです。この恵みを、神は私たちの上にあふれさせ、あらゆる知恵と思慮深さをもって、」(エペソ1:7〜8)

「どくろ」を意味するカルバリは、あらゆる人が耳にしたことがある場所であり、毎年、何千人もの巡礼者や観光客が訪れる場所です。

この丘で、2千年前に重大な事件が起きました。しかし、このような人々の中で、その事件の大きさを理解する人はあまりいません。『あだに世をば過ごし』は、私たちを十字架の死を通して示されたキリストの驚くばかりの憐れみと恵みへと誘います。

それは、私たちの主が罪と死に打ち勝ったこと、そして自らの贖い主と人生の主として、キリスト受け入れる全ての人に救いをもたらしてくださったことを称える聖歌です。

ウィリアム・R・ニューエルは、高名な伝道者また聖書の教師であり、後にムーディー聖書学院の副学院長になった人物です。ある日、教室に向かっていたニューエルは、カルバリの丘で起きたキリストの苦しみ、そしてそれが失われた罪人である自分にとってどんな意味があるのだろうかと瞑想していました。

その思いの重要性に打たれた彼は、誰もいない教室に駆け込み、封筒の裏に本聖歌の歌詞となった言葉を書き止めていきます。そのすぐ後に友人であり音楽部長であったタウナーを見かけたニューエルは、書き上げたばかりの詩に曲をつけてくれるよう、タウナーに依頼します。

一時間ほどしてその教室に戻ったニューエルに、タウナーは作曲した曲を聞かせ、そこから二人はこの聖歌を完成させたのです。

1895年の発表以来、本聖歌は世界中のクリスチャンに愛され、カルバリの丘で実現した神の恵みの豊かさにある喜びが、高らかに歌われています。       

翻訳 峯岸麻子

ロマ5:6-11、Iコリ1:18、コロサイ1:19-23参照
Taken from [Amazing Grace] ©Copyright
September 22, 2017, Kenneth Osbeck,.
Published by Kregel Publications, Grand Rapids, MI
Used by permission of the publisher.
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