十字架のかげに 聖歌396番 “Near the Cross”
Near the Cross
なぜなら、神はみこころによって、満ち満ちた神の本質を御子のうちに宿らせ、
その十字架の血によって平和をつくり、御子によって万物を、御子のために
和解させてくださったからです。地にあるものも天にあるものも、
ただ御子によって和解させてくださったのです」 コロサイ 1:19-20
十字架は、サタン、死、そして地獄に対する圧倒的な勝利です。十字架の上で「完了した」とおっしゃった時ほど、キリストが王であられた瞬間はありません。カルバリの丘での身の毛もよだつほどの苦しみから、キリストは勝利と御国を生み出したのです。
十字架の勝利は、この世界でも、永遠においても、私たちはもはや神との離れた関係にいる必要がないことを確信させてくれます。今、この瞬間にも、私たちは自信を持って神の臨在に入れます。そして、最高の時―神の御国に入る時-は、まだまだこれからです。
神の民である私たちは、キリストの十字架に常に心を配って日々を過ごさなければなりません。十字架の苦しみを振り返ると共に、その中にある勝利を全力で喜ぶこともすべきです。1869年の発表以来、ファニー・クロスビーによる本聖歌は神に用いられ、この真理を世界中の人に伝えてきています。
クロスビーは、すでにあった曲に合わせてこの歌詞を書きました。彼女が生み出した、8千におよぶ聖歌の歌詞も、すべて同じです。彼女は多くの聖歌作曲家と作業をしましたが、ウィリアム・ドーンとの作業が一番多かったようです。ドーンはシンシナティ出身。
ビジネスマンとして成功した人物でありながら、多くの聖歌の作曲や発表に携わりました。亡くなった時には、遺産のほとんどを慈善団体に寄付し、その中にはムーディー聖書学校のドーン記念音楽堂などがあります。
峯岸麻子
ヨハネ6:47-51、19:17-18,ガラテヤ6:14、エペソ2:13 参照
Taken from [Amazing Grace] ©Copyright
September 22, 2017, Kenneth Osbeck,. Published by Kregel Publications, Grand Rapids, MI Used by permission of the publisher. All rights reserved.
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