奇跡の生還

2002年の12月半ば過ぎに、母が交通事故にあったという知らせを聞きました。母はトラックに轢かれ、重体という事でした。色々な準備を終え、母に会えたのは1週間後でした。意識不明の母に声をかけた途端、母の左目がパチッと開いたのでした。

母の口からは太いチューブが通されていました。母は、肋骨が8本も折れるほどの重体で一週間生死を彷徨っていたのでした。私はこの時、心から主に感謝しました。その日は大雪のクリスマスイブでした。

私は感謝と祈りを込めて「サイレントナイト」を歌いました。母は初めは手足も動かす事もできませんでした。暫くしてチューブを外して、流動食を取り始めると、喋ることもままならない感じだったのに、突然「サイレントナイト、ホーリーナイト」と歌い始めたのでした。私は嬉しくて感謝の涙が出ました。

その後、母が高圧治療をうけ、回復に向かいどんどん良くなっていく様子を見て、「この奇跡を皆に伝えて下さいね。」と看護婦さんが私に言いました。アーメン!と思いました。まるで奇跡を目の当たりにしてした様でした。

本当に神様のご臨在をひしひしと感じる瞬間ばかりでした。しかし、母の頭の中に血腫があった事により、母は記憶喪失になり叔母さんの事も分からない様でした。20年も前に父と離婚した事も忘れ、父がなぜ来ないのかと私に尋ねたのです。

幸い一人っ子の私の事は覚えていてくれた事は主の憐みでした。母を守って下さり私のそばに主が共にいてくださることを、心より感謝しました。

「主は私の羊飼い。私は乏しい事がありません。主は私を緑の牧場に伏させいこいのみぎわに伴われます。主は私のたましいを生き返らせ御名のゆえに 私を義の道に導かれます。たとえ死の陰の谷を歩むとしても私はわざわいを恐れません。あなたが共におられますから。あなたの鞭とあなたの杖それが私の慰めです。詩篇23篇