母の祈り ~救いの証 ②~
無事に実家に戻った後は日々仕事に追われ、充実しているようで刹那的な生活を送っていましたが、2009年結婚に伴い、夫の駐在勤務で南カリフォルニアに移り住む事となりました。
海外生活が初めてだった私は、アメリカ人の友人が欲しい&英語が話したいという動機で、英語のバイブルスタディに参加するようになりました。
毎週数人の姉妹達が自宅を訪れ、私1人に対して時間を割いて聖書を教えてくれる…どうしてこの人達はここまで私に親身になってくれるのだろう?と、その熱意に不思議な思いでいましたが、彼女達はいつも「あなたがJesusを知る事が私達の願いだから」と真剣に、時には涙ぐんで話していました。
その思いに応えたいという気持ちもあり、私自身も熱心に聖書を開くようになってしばらく、有名な”放蕩息子のたとえ”の箇所を読む機会が訪れました。
私にとってはその一文一文がまさに自分の過去を見るようで、そこで恥ずかしさと共に、忘れかけていた「赦された喜び」が今一度思い起こされたのです。
かつて母が私に示してくれた愛を通して、神様が私に個人的に示して下さっている無条件の愛が”体験”として理解出来ました。こんな私をも愛して下さるなら、素直に委ねて受け入れられたいと、心から思えたのです。以前は主に委ねる人生を歩む母を馬鹿にしていた、高慢で自己中心の私は180°変えられました。
こうして2010年秋に洗礼を受けたのですが、その際に日本から届いた母の手紙には、99匹の羊のたとえと、母が私の救いの為に10年祈りを積んでいてくれた事が書かれていました。主は祈る者に必ず応えて下さる。これほど励まされる真実はありません。
その後、日本語での聖書の学びや交わりの必要を感じ始めた私は、GVICで開かれたコンサートに訪れた事を機に、日本帰国までの1年余りをGVICでも過ごさせて頂くようになります。右も左も分からなかった幼い私を温かく迎え入れて下さったGVICの皆様には感謝の思いでいっぱいです。
そして、2012年頭に夫が栃木県へ転勤となり、日本に帰国致しました。(次回、日本での信仰生活について)
黒澤倫子
ゴスペルベンチャーインターナショナル教会
Gospel Venture International Church (GVIC)
17811 South Western Avenue, Gardena, CA 90248 U.S.A.
www.gospelventure.com/
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