移り行く時の間も〜新聖歌349番 | “Day by Day”


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「わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。」(ヨシュア1:9)

先のことを考えるのは人間の性です。今度はどんなことが起きるのだろう?と、私たちは思いを巡らせます。だからこそ、現代においては、これまでにないほどに、占星術という疑似科学が人気を博しています。

想定外の病気や経済的な問題が起きるのではないかとあれこれ考え、これからどんな悪いことが起きるだろうと心配するからこそ、私たちは心強い慰めの言葉を求めて止まないのです。

『移り行く時の間も』の作者であるリーナ・サンデルはスウェーデン人の女性です。彼女は、人生で一番大切なことは、主の臨在と力を意識しながら日々を過ごすことであると、幼い時に学びました。

多くの福音聖歌を生み出した彼女は、「スウェーデンのファニー・クロスビー」と呼ばれることもあります。彼女のペンからはおよそ650曲の聖歌が紡ぎ出され、その曲は、19世紀後半に北欧諸国で巻き起こったリバイバルに大きな影響を与えました。

サンデルが26歳の時、彼女の人生に大きな影響を与えた事件が起きます。ある日、ヴェッテルン湖を渡る船に乗って、ヨーテボリ市に行こうとした時のことです。彼女が乗った船は、湖上でバランスを崩し、一緒に乗っていた父親が落水してしまいます。

信仰の篤いルーテル教会の牧師だった彼女の父親は、父親同様に信仰の篤い娘の前で命を落としました。この悲劇が起きる前、すでにサンデルは、たくさんの聖歌を生み出していました。

しかしこの一件以降、やわらかい、子どものような心で主に信頼する思いをそれまで以上に詩的に描き出すことで、彼女の傷ついた心は、解放されていったのです。

峯岸麻子

申命記33:25、詩編55:22、第二コリ12:9
へブル4:16参照
Taken from [Amazing Grace] ©Copyright September 22, 2017, Kenneth Osbeck,.
Published by Kregel Publications, Grand Rapids, MI
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