「さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿夜番をしながら羊の群れを見守っていた。」ルカ 2:8

この美しい旋律を奏でる祝歌を歌わずして、クリスマスの季節を終えることはできません。それほど有名なこの聖歌ですが、その起源についてはほとんど知られていません。

「牧人ひつじを」は15世紀のフランスで誕生したと言われています。英語の題名にある「Noel」はフランス語であり、「誕生日」を意味するラテン語を起源とする言葉です。この歌はフランスの吟遊詩人の口をとおしてイギリスに伝わり、クリスマス・イブに好んで歌われるようになりました。クリスマス・イブになると村人全員が集まり、賛美と祝福をもって村にユールログ(イブに燃やす大薪。ブッシュドノエルのケーキの原型)を持ち込みますが、その時によく歌われました。当時、クリスマスの祝歌は宗教行事に合わせた流行りの歌として捉えられており、教会内で歌うよりも、一般の人々の間で歌うものと考えられていたのです。

生き生きとしたキリスト生誕の話を描き出す歌詞。歌の中で、喜びと共に繰り返される「Noel」という言葉。それはつまり、「ハッピーバースデー」の歌を歌っていることに他なりません。「貧しい牧人」に対してだけ知らされた「イスラエルの王」の誕生。しかし、最後の6節にある「すべての人が心を合わせ」、「キリストの血により人類が贖われた」という歌詞により、キリストがこの世界のすべてを救うために来られたことを私たちに思い出させてくれる・・・。それは大変興味深い展開だと思いませんか?

峰岸麻子

マタイ2:1-12、ルカ 2:8-20参照

Taken from [Amazing Grace] ©Copyright
September 22, 2017, Kenneth Osbeck,.
Published by Kregel Publications,Grand Rapids, MI
Used by permission of the publisher.
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