主に感謝せよ、天にまで及ぶ神の恵み!詩篇108: 4〜5

2021年12月20日

今年の感謝祭は11月25日に迎えます。クリスチャンは“私たちには毎日が感謝祭だ“ と言う人がいます。

確かに信仰の視点からはそうですが、日常生活の中でそのように感謝の生活をしているか、自問自答すると答えは明白ではないでしょうか。主に感謝を捧げる前に、私達は忘恩の罪を悔い、悔いながら感謝を捧げるべきではないかと、心の中で思わされています。

小さな配慮に気がつく:数日前のことです。プールでリハビリを済ませ、ケアーギバーに先導されて、シャワールームに向かいました。リハビリ用の小さなプールから大きな普通のプールの端を横切りながら歩いて行きます。

そしたら、水泳中の人々のスリッパがあちこちと散らばり置かれていました。いつものことながら、私はそれらを避けながら進むのであります。

ところがその日は1人の男性が、私の目の前で一束のスリッパを手で拾い上げて、私が歩きやすいようにしてくれました。時々、そのようにして下さる方はいるのですが、大体、足を使ってやってくれます。ありがたいことで、Thank you、とお礼を言います。 

シャワーを済ませ、更衣室で着替えて、カウンターの隣に出入口があり、左手でドアーを押しながら車に向かいます。すると、いつもなら、自分でドアーを開くのであるが、カウンターのマネジャーがわざわざドアーを開けてくれたのであります。私は自分の訓練のためも考えて、そのようなヘルプを期待してないし、正直、“どうぞ、お構いなく“ と言う気持ちがあります。

ところが、パーキングに向かいながら、感謝するとは自分の便利さ、自分の都合でするものではなく、相手の気持ちを察し、汲み取って感謝するものであると、と諭されました。私たちには“ありがた迷惑“と言う気持ちがあるが、それは私たちの浅い心からくるものでありましょう。

あなたの恵みは大きく、天に上にまで及ぶ:この地上の人間関係から、私たちの目を地上から天に向け、神の恵みの大きさを考えてみましょう。文字通り、天地の差があり、天が地から遠いように、また東が西から遠いように、神への感謝は無限でなければならない。

「私たちの主イエス・キリストの父なる神がほめたたえられますように。神はキリストにあって、天にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福してくださいました。すなわち、神は私たちを世界の基の置かれる前から彼にあって選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました。」  エペソ人への手紙 1章3~4節

パウロは私たちの救いは天にある全ての霊的祝福の結果であり、しかも天地創造の前にキリストにあって既に形造られた創造主からの賜物であると教えます。これは驚くべき神の御計画であります。キリストの父なる神を誉め称え、深い感謝を捧げるのであります。

この感謝は人が人への地上的感謝とは違い、永遠に消えることのない天に記された霊的感謝です。父なる神は、このキリストを立てて教会の頭とされ、教会に連なる一人一人の救いを全うさせて下さるのである。神の働き、天地の創造からこの地上に至るまでの継続性、完全性が教会で完成するわけであります。驚くべき恵み、感謝です。

 私たちの教会の内を見てみましょう。今年も多くの感謝すべきものがあります。教会の家族一同に感謝しましょう。パンデミックで共に礼拝を捧げることはできませんが、一人一人が祈り合い、愛しているから教会が存続しているのです。

お互いの祈りの声に、励ましの声に感謝いたしましょう。教会の奉仕者に感謝いたしましょう。毎週の礼拝毎に数々の奉仕者がいます:礼拝賛美、聖歌隊、礼拝に備える諸々の奉仕等、大勢が一つとなり礼拝がスムースに運ばれます。

メッセンジャーに感謝しましょう:タカヨシ師、辻本師、織田師、李師、キム姉。他に隠れた奉仕をなさっている方々がおられます。

皆様の毎月の献金が教会の財政を支えております。感謝、感謝!勿論、ご自分の元気な両親、或いは天上の両親、兄弟姉妹、親戚、友人たちに感謝致しましょう。

ありがとう!ありがとう!素晴らしい感謝祭をお迎え下さい!
  
  「私は昔の日々を思い出し、あなたのなさったすべてのことに思いを巡らし、あなたの御手のわざを静かに考えています。あなたに向かって、私は手を差し伸べ、私のたましいは、かわききった地のように、あなたを慕います。セラ"」  詩篇143篇5~6節 
      
Happy Thanksgiving! 

前原利夫



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