祈りは口より 賛美歌 308 | “Prayer is the Soul’s Sincere Desire”
Prayer is the Soul’s Sincere Desire
「いつでも祈るべきであり、失望してはならない」 ルカ18:1
この賛美を作詞したのは、ジェームス・モンゴメリーです。イギリスの賛美製作に最も大きな貢献をしたのは、チャールズ・ウェスレー、アイザック・ワッツ、そしてこのモンゴメリーと言えるでしょう。モンゴメリーが残した400を超える賛美の多くは、今も多くの教会で歌い継がれている人気曲です(『荒野の果てに』『主よ、こころみ』など)。
聖職者としての教育を受けたモンゴメリーでしたが、彼は生涯をジャーナリストそして新聞社の編集者として過ごしました。その著述や詩は世界中に名を馳せるほどのものでしたが、「あなたの作った詩の中で、後世まで残るのはどの作品だと思いますか?」という質問を受けた彼は「何ひとつないでしょうね。
賛美歌の詩はいくつか残るかもしれませんが」と答えています。彼のこの言葉は預言的だったと言えるでしょう。モンゴメリーが世界中の人々に覚えられることになったのは、古典と考えられるようになったその詩作が主な理由ではなく、彼が残した賛美歌の作品によるからです。
『祈りは口より』は、端的に祈りを定義また説明する詩だと言って高く評価している人が多くいます。(原曲の)歌詞にある「隠れる炎」「しるし」「流れ落ちる涙」「上を見る」「欠かせない息」と言った表現は、私たちの心に色鮮やかなイメージを膨らます。こうした詩的な言葉が紡ぎだす世界は、経験としては理解していても、言葉にするのが難しい祈りの神秘を雄弁に語るのです。
峯岸麻子
詩篇マタイ:6:5-8、ルカ11:1-4、コロサイ4:2、12、Iテサロニケ5:17参照
Taken from [Amazing Grace] ©Copyright
September 22, 2017, Kenneth Osbeck,. Published by Kregel Publications, Grand Rapids, MI
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