救いの証 | クラーク・マリエ
ハレルヤ。今月から自己紹介を兼ねて証をさせていただけることを感謝します。
私は、無宗教の家庭の長女として生まれました。昔から続く、天皇家から菊の御紋を分け与えられた由緒ある家系だそうで、親と子の上下関係、年上の親戚との上下関係にとても厳しい家柄です。お正月には三つ指をついて挨拶に回るような環境でした。
先に申し上げますと、私は家族とうまく人間関係を築けない人生を送って参りました。私が8歳の頃、妹ができました。妹が生まれる前までは、一人っ子であることに寂しさを感じ、弟が欲しい、妹が欲しいなどとよく言っていたのを覚えていますが、実際に妹ができてみると、私の人生は大きく変わりました。
まず、母に「あんたは8年間も一人っ子で幸せだったんだから、今度からは妹の番だからね。これからは我慢しなさい」と言われ、小学校2年生から、母からのアテンションがほぼなくなりました。
父は朝早い出勤の上、タクシーチケットをフル活用で毎晩銀座のクラブで飲んで真夜中に帰ってくるので、土日以外は顔を見たことがありませんでした。
8年間一人っ子だったと言う理由で、「あんたは恵まれてた」こればかりを母は言うようになりました。父親はそれに対して何も無く、母の価値観が家の価値観のようになり、苦痛の日々が続いて行きました。
母は妹を出産してから、私の小学校の授業参観にも顔を見せなくなりました。父親は写真好きな人でしたが、私の写真が多いという理由で私のことを撮影することもやめてしまいました。
母は、仲の良い家族同士のキャンプやスキーなどのイベント事にも参加しなくなり、父親も仕事が忙しかったせいか、私は他の家族達に混じって、1人ポツンと自分だけ参加させてもらっていました。
他の子供達が親に荷造りをしてもらったり、次の日に着る洋服を用意してもらっている中、私は自分で自分の身の回りの事をしていました。そのためか、小学生の高学年の頃には大抵の事は、一人で全部出来る様になっていました。それが小さな私には生きる術となっていたのです。
クラーク・マリエ
ゴスペルベンチャーインターナショナル教会
Gospel Venture International Church (GVIC)
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