結婚パート1| 大久保 満

私が妻ラニーと知り合ったのは、私たち夫婦が卒業したノーザンバブテスト神学校でした。彼女は、同校で学ぶ傍ら、学校事務室でも働いていました。彼女は、学生や訪問者への対応、また、学生寮や学生の授業のカリキュラム計画の手伝いなどをしていました。

一方、私は、同校で学ぶ傍ら、キャンパスメールのアルバイトをしていました。月曜日から金曜日まで数時間、学校事務室に来たメールを受け取り、メール室で仕分け、各部署に配るという仕事をしていました。そんなある日、茶髪で眼鏡の笑顔が素敵な女性が受付に座っていたのです。(私の方が、先に入学し、仕事もしていました。)

テレビなどで観るドラマチックなものではありませんでしたが、彼女の笑顔には、どこか温かいものを感じました。何よりも、私が学校事務室用に持って来た郵便物の束を、私はピザに見立てて、そば屋の出前みたいに持ち、「Pizza Delivery!」という言う私のしょうもないギャグに冷たくあしらわず笑ってくれたのです。

その時から私は彼女に想いを寄せました。そして、その想いを日々の祈りの中に加えて、主なる神様に祈り始めました。祈って、神様からのサインがあるまで行動を起こすのを待とうとしたのです。しかし、不器用な私ですから、明らかな行動はせずとも、どこからと想いがもれていたのでしょう。

祈り始めた頃から、ラニーは、「私は魚が好きではない」とか「アジアに行ったことがない」とか「日本語は難しい」などと私をけん制するようになったのです。「あちゃ~、やっちまったな」と思い、それから自分の行動をそれまで以上に気を付けるようにしました。

なぜなら、大学時代、自分の不甲斐ない行動によって、その当時付き合っていた女性を傷つけてしまった経験があるからです。ですから、まず、祈りを積んでいこうと決心したのです。来る日も来る日も祈りました。そして、ついにその日が来たのです。(続く)

大久保 満


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