マジェスティ新聖歌１７０番 “Majesty”

2023年9月4日

Majesty, Worship His Majesty: Written by Jack Williams Hayford

「私たちの主、主よ。あなたの御名は全地にわたり、なんと力強いことでしょう。」詩編８：１

主の聖さ、力、愛など、私たちを崇拝と礼拝に駆り立てる主の御性質は、たくさんあります。カリフォルニア州、バン・ナイ市のチャーチ・オブ・ウェイの主任牧師であったジャック・ヘイフォード師によるこの近代的な聖歌は、キリストにある荘厳な主権が、私たちの賛美にふさわしいものであることを教えてくれます。

さらに、この聖歌の詩は、キリストが治められる国々に対して持たれている主権、その御力、天における絶対的な威厳は、今、地上でキリストを信頼し、キリストに従う人々にとっての恵みであることを思い出させてくれます。

１９７７年、ヘイフォード師は妻のアンナと共に、イギリスを旅行します。エリザベス女王二世の在位２５周年に当たるその年は、英国中でいつもよりも王室の存在感が強く感じられました。

イギリス南部の田園地帯からウェールズ、そしてスコットランド北部までの旅行中、どこでも見かけた古城の数々から、ヘイフォード師は、私たちに対するキリストの備えを思うようになります。

それは、キリストによる罪の赦しだけではなく、キリストが神の王族という私たちの身分を再建してくださったということです。私たちは、神の威厳を通して、天の家族に生まれた息子・娘たちであり、キリストがその地位を取り戻させてくださったのです

ヘイフォード師は、自身のこの曲の解釈を以下のように表現しています。

「『マジェスティ』は、私たちの救い主の王であり、主であり、栄光に満ちた威厳に溢れているという御性質を表しています。しかしそれは、単に、主が礼拝にふさわしい御方という言葉の羅列ではありません。

『マジェスティ』はまた、私たちが霊と真理により礼拝する時に、私たちが主の御座とひとつになれるということも表現しています。

そのように私たちが主とひとつになる時、主の御国の権威が私たちの元に流れて来て、私たちの中から溢れ出て、私たちを自由にし、その主の権威が私たちを通して世界に流れていくようになります。

私たちは死から救い出され、相続者として回復され、敵との戦いに勝利する者とされ、主の臨在の中で永遠にその王位の元に行ける運命にあるのです。」

峯岸麻子

詩編２９：４、９３：１、へブル１：３、２：９、黙示４：１１参照