GVIC 教会創立28周年おめでとうございます。

2022年9月11日(日)はGVICの教会創立28周年を記念する礼拝でした。特別にイベントや記念品などを作ることは致しませんでしたが、教会を建ててくださった主、主の導きに従われた前原先生ご夫妻、そして、何よりもGVICを”わたしの教会”として集ってくださっている神の家族、信徒の皆さんに心から感謝を申し上げます。

9月創立記念月間として「教会創立記念感謝献金」を教会では致しましたが、長いコロナ禍の影響もあり、ぐんと礼拝出席者が少ない中での献金アピールは、皆さんにプレッシャーを与えてしまうのではないか、という懸念を私は持っていました。そして、今回はなぜか献金目標金額を建てていませんでした。


「まことに、あなたがたに言います。この貧しいやもめは、だれよりも多くを投げ入れました。あの人たちはみな、あり余る中から献金として投げ入れたのに、この人は乏しい中から、持っていた生きる手立ての全てを投げ入れたのですから。」 ルカの福音書21 章3、4節

これはある貧しいやもめが持っていた全財産レプタ銅貨2枚を主に捧げたところをイエス様がご覧になって言われた言葉です。

9月に入り、すぐに外部の方からの献金が与
えられました。そしてある日曜日に、数年前に1万ドルを教会のために捧げます、と言ってくださった方が、経済困難の中献金をすることは難しい状況にあったのですが、「この創立記念献金にて、お約束の1万ドルを捧げる事ができました。」という連絡があったのです。なんと、数年前に言われた約束の1万ドルの献金を、今まで少しずつ分割して捧げてくださったのでした。

誰も気がつかないところで、経済状況も大変な中にあったのに、忠実に誠実に捧げてくださった。そのことに主は光を当てられました。

GVICの状況を思う時に、今は私の踏ん張りどころ!と思ってとにかく頑張ろう!と主に祈り、文字通り私は踏ん張りました。しかし、そこに「エクセルならわたしが得意だから、手伝わせて!」と手をあげてくださる方が現れ、「パワーポイントも教えて欲しい!」いう方も現れました。賛美チームも外部のヘルプを呼ぶことなく、教会のみなさんが手をあげてくださり、主を礼拝する新しいチームが出来つつあります。

そればかりではなく、礼拝司会を「上手に出来ないかもしれないけれども、努力と祈りでやります!」と言ってくださる方が起こされました。司会、賛美、説教、アナウンスとずっとマイクを握り続ける私に、実はこの状態が数ヶ月続くことを私は覚悟していたのです。
私は、レプタ2枚捧げた貧しいやもめのように、私の今できることをすべて主に捧げていこう!と思っていたのです。しかし、どうでしょう。みなさんが主にご自分を惜しみなく捧げておられ、私はすっかり助けられて、新しい月、10月になります。

そして、礼拝出席者が少ないという私の心配は何のその!「創立記念感謝献金」はたくさんの方々に捧げられ$8000を超えるものとなりました。主の御名を褒め称え、みなさまのお祈りを心から感謝申し上げます。

私たちは欠けだらけの土の器かもしれません。しかし、その土の器に神様の光(宝)が注がれます。それは計り知れない力が神のものであって、私たちから出たものではない事が明らかになるためです。(Ⅱコリント4:7)

9月は様々な事で必死に頑張ろうと思った私でしたが、全てをご覧になられる主は、私たちを立ち上がらせ、不十分な器を用いてくださり、仕える一致をくださることを実感し感動しています。

29年目を歩くGVIC。 さらにお互いを励まし合い、祈り合い、我らの神、救い主に信頼して歩んでいきたいものです。

キム・明子