1000回記念礼拝を迎えて | 証・前原睦子

2021年12月30日

主の恵みに囲まれて!ハレルヤ! 恵み深い主に心から感謝致します! 本日は、1000回記念礼拝の感謝会の場を借りて、GVICの歩みを共にふり返ってみたいと思います。    

私たちは1994年9月4日、日曜日、LAホーリネス教会の礼拝後に、敬愛します溝口先生や教友に囲まれ、祈っていただいて、永年お世話になったホーリネス教会を後にし、翌週の9/11にサウスベイの地区での第一回の礼拝を捧げさせて頂きました。早いものであれから19年、本日、ちょうど1000回目の礼拝を捧げることができました。その間の主の守り、恵を感謝致します。

一口に1000回と申しましても、心の中で雨や嵐が荒れ狂うことがあった中で、一日たりとも休むことがなく、礼拝を捧げさせて頂きました。信仰薄く、足りないづくしの私たちにとっては、奇跡というほかありません。弱くてどうしようもない、私たちのために、主は憐れみの手を伸べてくださり、愛する祈りの友や、先生方、多くの助け手を与えて下さったのです。ここまでこれたのは、ひとえに主の恵みであることを思い感謝で一杯です。今日、喜びを共にしていて下さる皆様のご理解と心からのご協力、ご奉仕、そしてお祈りがあったればこそ!と感謝は尽きません。   

神様は無から有を造られる方です。何もなかつたGVICも、今こうして礼拝堂が与えられ、サウンドシステム、台所等が備えられ、徐々にではありますが、一つ一つ整えられてきました。そういう神の恵みの中で、愛する教友と共に、    "心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして神である主を愛せよ"    "あなたの隣人を自分自身のように愛せよ。"   と言われる。命のもとなる主を崇め、愛して、お互いに励まし合って生かされているこの恵み、幸いを感謝せずにはおられません。   

さて、第一回目の礼拝はヒルトンホテル(今のダブルツリー)で行いました。私達の他にどなたが礼拝を共にして下さるかと期待とかすかな不安が心をよぎりましたが、以前、我が家で共に聖書の学びをした三羽ガラスの三人の友(川名さん、小野さん、今は天に召された真山さん)が奥様と共に、そして加藤ご夫妻や近所の方々が礼拝を共にして下さいました。

どんなに励まされ、力付けられたか知れません。それから4年間のホテルでの礼拝はどんなことがあろうと主に守られた楽しいものでした。大きなカートにスピーカー、キーボード、音響機材やOHプロジェクター、そして聖書や賛美歌などを積み込んで搬入しセットするのも仕事の一つでした。セットが済むと、私はホテルの入り口に備えた礼拝案内の傍で、ワクワクしながら礼拝に来る人を待ち、案内したものです。

娘たちには英語部LAホーリネスに続けて行くように勧めましたが、結局、ともに礼拝をするようになり、愛子はキーボードで伴奏をしてくれて助かりました。小さな群れでしたが、救われる魂が与えられ、主が共にいて下さって、和やかで心から主を崇めることが出来ました。この上ない喜びでした。   

四年後の98年には、「礼拝堂を与えて下さい」との祈りに主が応えて下さり近くのメシヤニック・ジューの会堂がレントできました。土曜日はユダヤ人が会堂を使用し、日曜日の早朝は中国人教会、その後11時から私達が礼拝を捧げるという恵みに与りました。会堂が週日にも使えるようになり、火曜日の午後一時から、野木村姉と共に二人で「聖書を読む会」をスタートし、現在、辻本先生の下に20人前後で学びを続けています。

それと平行して水曜日の夜と、祈祷会を開くようになりました。更に充実した活動ができるようになった最中に、2006年12月、「この建物は売却したいので2月13日までには移転するように」との通告を受けました。 再び、礼拝堂探しが始りました。主の導きで、当時還元水会社の倉庫(その前はパン屋さん)であつたこの建物が、オーナーの大城ご夫妻の配慮から格安のレントで建物を使用、通告ぎりぎりで1月28日に無事移転しました。

数週間かけて改築し礼拝にふさわしく整ってから、ほっとする間もなく、またしてもこの建物から立ち退かなければならなくなりました。建物が売りに出されたのです。折角の聖書の学び、祈祷会、諸集会の場所を失いました。私達は礼拝堂が与えられるよう再び祈りながら、4ヶ月後にこの場所からホテルに移ることのになりました。  

2007年5月に古巣のホテルに戻り、礼拝はホテル、SSの子供たちは大きな部屋のときは後方で、或いはホテルのホールを使用し、祈祷会は藤村俊次さんの"わんぱく塾"、昼間の聖書を読む会はトーランス市庁舎の図書室の小さな一室が与えられ、両集会とも休むことなく継続することができました。そのような時も、一同、心を一つにして感謝することができました。私達は再び、礼拝堂が与えられるように祈り始めました。   

神様の憐れみとまたオーナーの寛大な配慮でかつて使用した倉庫を買うことができ、再び、この場所に戻り、現在のように改装しました。2007年11月に購入を完了、早6年が経ちました。ところが、教会堂としての使用許可申請、増改築の目まぐるしい日々が続くなかで、トーランス市からの許可が難しいとの情報が入り、祈りに専念しました。

あのヨシュアが主の御声に従って、エリコの町を7日間廻って勝利を得たことに倣い、その年の8月11日から9月17日を"エリコの城壁期間"と定め、都合の付ける方々が集い、一日一回、六日間、そして七日目は七回、祈りを込めて、トーランス市庁舎の周囲を、廻ったものです。また、市との交渉で協力して下さる弁護士も与えられ2009年8月の最終公聴会では満場一致で教会使用の認可が下りました。公聴会に参加した私達は外に出るや全員飛び上がって喜び、主に感謝を捧げたものです。   

それからは誰はばかることなく、十字架を掲げることができ、多くの方々のご奉仕により会堂が整えられ、十字架の傍らには感謝記念に桜が植樹され、庭も会堂も一つ一つ整えられつつ進んでいます。今後はトイレの拡張改装、外側の、パーキング場の整備が残るのみとなりました。   

感謝のことに2010年9月に本日司会をして下さっているDavid 先生、明子夫妻が与えられ、念願の英語のミニストリーを開始することができました。 2011年6月には会堂の奉献式を感謝の内に迎えることができました。これからも日英両語のミニストリーがさらに祝され、神の僕に相応しく、清められ、整えられ、お互いに愛し仕え合い、つねに御声をかけて下さる主に従い、福音宣教のために捧げていきたいと願っています。

この建物は以前は普通のパン屋さんでしたが、今は命の泉の湧くパン屋さんです。多くの方々が日本へ帰国しました、また、八人の方々が天に召されて行きました。私達はこの世で、そして、神様の御前で再会できる希望に生かされています。   本日、くすしくも、次の2000回礼拝へむけての第一歩を、皆様と共に踏み出すことが出来たこと、心から主に感謝します。    

“主に感謝せよ。主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶える ことはない!"詩篇136:1 

アーメン!

前原睦子