「ヨナの苦言、一夜のとうごま」ヨナ書4章6ー11節
ヨナ書は4章からなる短編でそのメッセージは白と黒のように明白です。神はニネベの民の魂を救うために預言者ヨナをニネベに遣わします。ヨナはその使命から逃れよと企てます。古代ニネベはティグリス川を北上した地点にあり、昔20万人の人口を抱えた時代もある大きな町でありました。
神がヨナを送られた時は12万人の異邦の国であった。ヨナは神の命令に背き、ニネベを避けて”渡りに船”タルシシ(スペイン)に逃亡した。ヨナは神の遍在を忘れたのか、神が海の中、船の中、いや魚のお腹の中までも探し出すことはないと判断したのでしょうか。しかし、大きな魚に吐き出され、神の使命を帯びて目的地に向かいました。
1.神のメッセージ:
ヨナへの神のメッセージは明白で、それは「40日を経たらニネベは滅びる」。ヨナは民へこの警告を告げる事を躊躇した。ニネベの町を巡るのに3日路を要したがヨナは一日路だけ町を回り警告し、途中でやめました。
それは、ニネベの人達が悔い改めて神に立ち返ったからでした。そこで神はニネベを滅ぼさず救済しました。神の本心は警告を通して、彼らを救う事である事をヨナは重々知っていたであろうに。彼は神が計画を変更したことに憤慨しました。それは神からの使命に中座し、12万人の救いをないがしろにしたヨナには不愉快であったのです。
2.神の実物教育:
神はこの憤慨するヨナに魂の救いこそ重大問題であることを実物教育でお見せになります。ヨナはニネベの人達が気になり、彼らが或いは神が何をなさろうとしておられるか見極めようと町のはずれに退き小屋を建てた。暑い夏であったのでしょう。
神はその暑さを防ごうととうごまをエアコン代わりに彼の頭上に作られました。しかし、神様は翌日暑さのなかでこのとうごまを枯らされた。ヨナは再びこの神のなさることに苦言「生きるよりも死ぬ方がわたしにはましだ」と。
ヨナは枯れたとうごまのために嘆き、暑さのためには嘆いても、12万人の救いのために嘆かず中途半端に使命を果たさなかった、主はヨナの苦言にこう応えられる「、、、あなたは労せず、育てず、一夜に生じて、一夜に滅びたこのとうごまさえ、惜しんでいる。ましてわたしは12万あまりの、右左わきまえない人々と、、、ニネベを、惜しまないでいられようか。」
3.神の懲らしめ:
私が入院していたある日、看護婦に苦情を叩き、その晩口の中で何度も同じ苦情を繰り返していた不愉快なその夜、前歯のクラウンが舌の上にコロリと転がり落ちてきた。そのタイミングは私への神の警告として受け止めざるを得ませんでした。そのいきさつは、入院する時にどのようなクスリを摂っているか窓口で調べます。そこで、リストを出しました。それには薬の種類、何時にどのクスリを摂るか書いてあります。ナースはそれに従って朝、昼、夜と食事と一緒に配ります。
ところが、幾つかの薬の時間帯がまちまちで、ある薬は変更になっている。そこが、看護婦への苦情の始まりだ。再三、オリジナルに戻せと言っても戻らないい、夜摂るべき薬が元に戻るまではその薬は摂らないと拒絶しました。
ところが看護婦は他の4、5種類の薬をみんな引き下げてしまったのだ。そん日は朝と昼のクスリを摂らないでいた。それで、あの看護婦に不平を漏らし、夜まで文句をたれていた次第。神は私の口を塞ごうと前歯に触れて”Shut up”と言われたのです。この問題の歯は以前から少し動いてはいたが、どうして入院中のその時、口を開いて苦情を並べている時に・・。神の介入でした。
どのような高価な歯でもあの看護婦の魂ほど高価なものはないのだ。歯の治療費も$2750とびっくりだ。神は私の苦情を厳しく戒められました。その時、ベッドの上で、悔い改め、平安の中に深い眠りについていました。
「また、ある者たちがつぶやいたように、つぶやいてはならない。つぶやいた者は、「死の使い」に滅ぼされた。」 第一コリント10章10節
前原利夫
ゴスペルベンチャーインターナショナル教会
Gospel Venture International Church (GVIC)
17811 South Western Avenue, Gardena, CA 90248 U.S.A.
www.gospelventure.com/
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません