目覚め
社会に出て月日が過ぎ去ったころ私にやっと教会に通う機会が訪れました。しかしそれは自分からの意思ではなく運転のできない母の送迎係として付いて行っていました。
牧師先生のお話もあまり耳にそして心に飛び込んでこないような状態でしたがそんな私にもやがて変化がありました。
夢ばかり追いかけていた学生時代とは違い社会に出てみると、苦しい事、悲しい事、人間関係、あらゆることで壁にぶち当たっていた私は聖書の中のいたる箇所にまさに当時私が直面していた悩み、苦しみに対する答えがあることを初めて知りました。
自分の好きなみ言葉を何度も読み返しておかしな言い方かもしれませんがほっとしている自分がいました。“貴女のそばに聖書があればいつか貴女はそのページを開けるでしょう”と昔、担任の先生から言われた言葉も蘇ってきました。
そんな日々の中私は今でもトラウマになっている車の大事故にあいました。自宅すぐそばの信号のある場所で青信号を走る私の車は赤信号を全く無視して猛スピードで突進してきた車に助手席サイドから突撃されて車は横転し、フロントガラスが粉々になって顔や体に突き刺さり血の海になった時私は気を失いました。
後に母から聞くところでは警察の人は母にもしも運転席サイドから衝突されていたら恐らく即死だったろうと伝えたそうです。
病院であらゆる手当を受けて麻酔から目が覚めた時私は“ああ、生きてるんだ”と思い咄嗟に私はそれが違うことに気が付きました。私は神様によって生かされて再びの命を授かった。
神様はこんな私を愛して下さり助けて下さった。そのことを思い涙が止まりませんでした。退院後右肩に出た事故の後遺症のリハビリに約７か月間通っていた時も神様への感謝で心が満ち溢れる思いでした。
その年の秋、私は洗礼を受けました。今までの数々の恵みそして教え、それらを改めて受け入れイエス様のみ手にすべてをお任せすることができる喜びを初めて知りました。
神様を受け入れる事に対してのコメントを今までほとんど口に出さなかった母は泣いて喜び共に祈ってくれました。おそまきながら私のクリスチャン生活はスタートしました。
西原ジュリー
ゴスペルベンチャーインターナショナル教会
Gospel Venture International Church (GVIC)
17811 South Western Avenue, Gardena, CA 90248 U.S.A.
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