議員ヨセフとイエスの体:

イエスの体を十字架の上から引き取り方を願いでた人はヨセフという人物で、聖書は彼についてほんの少し語るのみです。また、主の甦りの大感動の陰で、主の体の葬りの関心は薄れたのです。

マルコの福音書15章はヨセフはイスラエルの議会の議員であったと紹介し、人違いがないようにと、ヨセフはアリマタヤという町の出身であったと加えている。

ヨセフは、イスラエルの地位の高い政治家でまた金持ちであった。彼はユダヤ人をはばかって秘かに弟子になったとあり、サンヒドリンの議員たちと宗教上の違いで波立たせたくなかったことでしょう。自分の中に仕舞い込んでいた方が、自分の信仰を保持するにいいと考えたに違いない。

しかし、彼は神の国を待ち望んでいる弟子として、真剣な信仰者であった。その信仰をイエスの中に信じていたのです。総督ピラトはヨセフの申し出を許可した。

イエスの体を洗うヨセフ:

もしピラトがヨセフに許可を与えなかったら、一体誰がイエスの体を引き下ろし、どこに葬ったことでしょうか。ヨセフは70人の議員の一人であり、律法を守る人物としてユダヤ社会では大変信頼された政治家であった。

ピラトに弟子や一般市民が願い出ても、勿論、許可はなかったであろう。イエスの体の取り下げは、どこの墓に葬るかは、埋葬後のセキュリティー管理対策に大事である。

マタイの最後の章はユダヤ人の指導者たちは、弟子たちが盗み出した、と共謀し嘘のニュースを流すことになったが、このようなことから守らなければならない。ピラトが知り信頼できる人、信頼できる 安全な墓に葬られねばならない。議員のヨセフはまだ使ってない新しい墓を所有していた。ピラトにとって、どれもこれもヨセフが最適で安全であると判断したに違いない。

ここでも、神の絶妙な二人の巡り合わせ、タイミングを見たいものです。 ヨセフは流れ出
る涙を拭きながら、我が師イエスの体を十字架から下しました、数人が手伝い、体が痛まないように、ゆっくり、ゆっくりと下ろしました。ヨセフの手に、着物にイエスの流した血がしたたりつきました。

ヨセフはそれを拭きさろうともせず、これこそ私の罪の贖いの証拠、と涙で感激したに違いない。弟子たちにとって、イエスの十字架の血は“宝血“(ホウケツ)、贖いの血、宝の血潮です。それを文字通り目撃し、直接携わった弟子ヨセフの生涯の最高の特権としたことでありましょう。

彼はイエスの体を墓に納めるために亜麻布を買ってきた。そして、イエスを墓に納め、墓の入り口に石をころがしておいた。

異色の二人の弟子、議員ヨセフと指導者ニコデモ:

ヨハネの福音書19章はヨセフとニコデモの二人がイエスの葬りに関わったと記している。とても興味深い記録である。

ニコデモの登場は同書の3章とも関連づける事が目的であろうが、他の福音書と並べて読むとそれ以上のことが見出せます。上記でヨセフは亜麻布を買い求めてきたが、葬りの香油を買っていません。

ヨセフが意図したら買える人です。ところが、それを買って葬りの準備をしたのはニコデモです。ニコデモは香油(没薬、沈香)百斤を持ってきた。

イエスは香油が塗られて、そして亜麻布で巻かれて墓に納められたのです。これがユダヤ人の習慣です。ここで、ヨセフとニコデモは事前にそれぞれの役割を相談していたと考えることができよう。イエス様は同3章で、ニコデモのことを「あなたはイスラエルの教師」と呼んでいるが、彼はパリサイ人で、一説ではサンヒドリの議員であったと言われている。

二人はお互いによく知っている中である。ヨセフもニコデモも、ここ大事な時に登場し、11弟子や他の弟子たちができない働きを任され、神に大いに用いられました。

もし、ヨセフやニコデモが弟子の一人でなく、単に政治家の一人としてイエスの体の取り扱いをしていたら、神の救いの業が政治家、未信者の働きで推し進められた一面ありと歴史に残ったことであろう。

しかし、神の働きは、それがどんな働きであろとも、弟子の手によって進められ、完成されなければならない。弟子であればこそ、ヨセフもニコデモも信仰と愛でイエスの体を労り、真心から葬ることができたのです。神はそれに応えて、三日後にイエスを甦らせました。

私達も小さな弟子と自分で思っても、イエス様はこのような私たちでも喜んでくれます。小さい者は小さいなりに、主は用いいて下さいます。主が貴方に声をかける時、“主よ、私を用いいて下さい“と
返事を期待されておられます。

Happy Easter!

前原利夫



ゴスペルベンチャーインターナショナル教会
Gospel Venture International Church (GVIC)
17811 South Western Avenue, Gardena, CA 90248 U.S.A.
www.gospelventure.com/


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Post Navigation