今年卒寿プラス1を迎える筆者にとって、1年の計を元旦に立てる気には到底なれない。明日をも知れぬ身にとって 1年先を見通すなんて無理なことだ。
然し年頭にあたり、新鮮な気持ちで信仰生活を反省することは必要であろう。賛美歌414番に新年の心構えが歌われているのを見つけた。
「あらたまの 年立ち返り うらうらと 初日におえり 家ごとに 松竹立てて にい年を祝う目出度さ」
「ひととせ(一年)の たくみ(計画)はすべて にい年に ありとしいえば み心を 我に示して この年も 勝ちを得させよ」
新年を祝う気持ちは古今東西あらゆる人種にとって共通の心情である。古き年を忘れて、新しき年に希望を見出そうとする人類共通の思いは、ある意味で欲求不満を排除する安全弁であるかもしれない。
人類共通の知恵であろう。そして人は新しい年に希望、期待をよせるのである。今年がどんな年になるのか、個人にとって、我が家にとって、アメリカにとって、日本にとって、世界にとって、――――――ーリストは尽きない。人それぞれ疑心暗鬼になる。ここでその真価が問われるのがクリスチャンの心構えであろう。どんな結果が生まれようとも神のみ心に素直に委ねる気持ちが新年の心構えでありたい。そんな時、心の支えとなる賛美歌がつい口ずさみたくなる。
賛美歌385番 「疑い迷いの 闇夜をついて 恐れずたゆまず 我らは進む 行く手に輝く
み光あれば 共に手をとりて 喜び進む」
「いざいざ同胞(はらから) 十字架を負いて み国の道をば 雄々しく歩まん
世の旅終わりて 栄の主より 命の冠 賜る日まで」
この一年この賛美歌を口ずさみながら歩みたいものである。
サムエル・北村
ゴスペルベンチャーインターナショナル教会
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