夫が入学することになったコンピューターの専門学校はロスの飛行場の近くでしたから、サンディエゴからロスに引っ越さなければなりませんでした。ようやくイングルウッドのデュプレックスがみつかりました。家賃が90ドル。それまでの2倍以上の家賃です。学校の月謝も高く、分割払いにしてもらったものの、私は働かなければなりません。

すぐ、ボーリング場内のコーヒーショップのウエイトレスの仕事を得ました。ところが常連のお客さんの早口の注文についていけず、メニューを指さしてもらう始末。座ってはいけないといわれ、カウンターを拭いたり、立ち通しでした。帰宅して、夫とポケット一杯になったコインのチップを数える楽しみも3日間で終わりました。

「経験者が来たので、貴方は自宅待機してください」つまり、解雇されたのです。次の仕事を探さなければなりません。Crenshawにあった東京銀行に飛び込みました。採用条件として、労働許可を移民局でもらうようにといわれ、すぐに移民局に出向きました。窓口では、法的に働くには永住権が必要といわれましたが、私を窓口に連れて行ってくれた移民局のおじさんは「Nobody knows, go ahead, and work to support your husband」と言ってくれました。

銀行ではビザ取得のため、移民弁護士を紹介してくれ、会いにいったところ、前金で二千ドル要求され、その上永住権が取得できるかどうかの保証はないとのこと。

そこで、東京銀行はあきらめ、現地の職業案内所に飛びこみ、あの移民局のおじさんの言葉に甘んじて、その翌々日から、貿易会社の経理の仕事に就いたのでした。数字の世界でも、まったく英語の世界です。上役に数字を言われても、頭に入りません。

でも生活がかかっていましたから、必死でした。夫もコンピューターの学校についていくのに精一杯の毎日でした。私の収入は手取り300ドル、家賃90ドル、授業料140ドル、そして生活費のあと、少し貯金もできました。「あなたがたの天の父はかれらをやしなっていてくださる。 マタイ6:26」のとおりでした。  

イー弘美


cropped-gvic_banner1.jpg
ゴスペルベンチャーインターナショナル教会
Gospel Venture International Church (GVIC)
17811 South Western Avenue, Gardena, CA 90248 U.S.A. Tel.(310) 527-6112
www.gospelventure.com/


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Post Navigation