わが主イエスよ 讃美歌321番/新聖歌364番 “More Love to Thee”
「私は祈っています。あなたがたの愛が真の知識とあらゆる識別力によって、いよいよ豊かになり、あなたがたが、真にすぐれたものを見分けることができるようになりますように。またあなたがたが、キリストの日には純真で非難されるところがなく、イエス・キリストによって与えられた義の実に満たされている者となり、神の御栄えと誉れが現されますように」 ピリピ人への手紙1:9-11
「もっとキリストを愛するということは、心からキリストを求めること。魂からの叫びがあること。森の中で、ベッドの上で、車を運転しているときに、幸せなで忙しいとき、悲しくて立ち止まってしまっているとき…。キリストをさらに愛することを求めて、心の囁き声は大きくなり続けていく」
これは、長老派教会の牧師婦人であり本讃美歌の作者である、エリザベス・プレンティスの言葉です。彼女の友人の多くは、彼女のことを「小柄で、キラキラした目をしたユーモアのセンスが抜群で、広い社会の中よりも自分の家庭の幸せを大切にする女性」と表現しました。
この詞が生まれたのは、立て続けに二人の子どもを亡くすという大きな悲しみを経験した後のこと。長いこと、彼女を慰められるものは何もなく、当時の日記には「空っぽ、ボロボロ、疲れ果てた。激しい痛みだらけのこの世から逃げ出したい。それは言葉にできないほどの衝動」とあります。
この悲しみの中、エリザベスは旧約聖書のヤコブの話に思いを寄せるようになります。苦しみ、神を必要としたときに、とても特別な形で神さまに出会った彼の話から、自分も同じような経験をしたいと熱心に祈り始めます。ある晩、そのことを思いながら祈っていたときに、この詞が生まれました。それ以来、この詞は、世界中の熱心に神を求める人々の祈りとなっています。
峯岸麻子
IIテサ3:5、ヤコブ1:12、Iペテロ1:8、Iヨハ4:19、ユダ21参照
Taken from [Amazing Grace] ©Copyright
September 22, 2017, Kenneth Osbeck,.
Published by Kregel Publications, Grand Rapids, MI
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