人生の羅針盤 | キム明子
「人生の羅針盤を作ろう!」というのを聞いたことがありますか。これは、自分の人生をしっかり考えよう!ということなのでしょう。
世代を超えて、与えられた命をどのように生きるのか、とても大切なトピックですが、立ち止まってその時間を作るのはなかなか難しいようです。
この羅針盤作りは、自分の気持ちを明確化し、人生を有意義に過ごすための作業で、自分は何が好きで、何が嫌いか。どんな人生を送りたいか、それはなぜか、その理由を掘り起こしていくそうです。なるほど、これは自分自身を知る良い機会となるかもしれませんね。
子供用の絵本に「大切な君」という本があります。木のお人形の世界のお話で、主人公の男の子は、他のお人形と比べて傷があり、色は悪く、不恰好な上、すぐに転ぶ、グズでのろま、みんなに馬鹿にされてばかりでした。自分でも自信がなく、意地悪されてもこんな僕だから仕方がないと思っているのでした。
この町では、良くできた人には、星マークをつけて讃え、ダメな人にはダメマークをつけて「ダメだな〜」と嘲笑う。ダメマークをつけられたり、星マークをつけられたり、町の人形たちは、星マークがどれくらい多くあるかマークが少ないか、を比べては自慢し、優越感に浸るのです。
この男の子はダメマークしかなく、「やっぱり僕はダメだ」と確認するようにトボトボ歩いていると、可愛らしい女の子が立っているのが見えます。その子はとてもキラキラしていて、眩しいほどでした。
その子には、ダメマークはもちろんないのですが、星マークも一つもついていないので、男の子は尋ねました。女の子が言うには、毎日この町の全ての人形を造っているエリと言う人のところに行ったら分かるのだそうです。
人形の男の子は勇気を出して、エリに会いに行きました。エリはその男の子をとても暖かく優しい眼差しで迎え、男の子の傷を直してくれました。ダメマークがいっぱい付いている体について、「僕、頑張ってるんだけど、すぐ失敗しちゃうんだ」というと、エリは優しくいいます。
「そんなこと気にするな。君と同じ人形が言ってるんだろう。大切なことは、お前を作った私がどう思っているかが大事。私はお前を大切に思っているよ。私の手がお前を作ったんだから、忘れちゃいけないよ。お前は大切な子、それから私は決して失敗しないってこともね。」
エリの言葉にどう反応して良いかわからない、主人公の男の子でしたが、語るエリの瞳を見た時、体につけられていた一つのダメマークが地面に落ちました。エリの愛に触れたからです。
もし、自分の人生の羅針盤を作るなら、何を柱にして作るのかが大切です。
聖書の言葉に「私の目にはあなたは高価で尊い。私はあなたを愛している。」イザヤ43:4a とあります。全知全能の神様がおられ、このお方が私達に語っているのです。
この世の功績も素晴らしい、人の評価も大事ですが、最も大事なのは、あなたの存在です。あなたを愛していると呼んでくださる神様がおられることです。
神様を見上げましょう。神様にもっとお話ししましょう。あなたにはもう星マークも、ダメマークもいらなくなるはずです。
キム明子

ゴスペルベンチャーインターナショナル教会
Gospel Venture International Church (GVIC)
17811 South Western Avenue, Gardena, CA 90248 U.S.A.
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