「愛する母うえ」聖歌354

2021年12月30日

聖歌には母を称える歌が2曲あり、上記の「愛する母うえ」はアメリカの国歌の曲と同じでポピュラーです。この曲は Samuel Ward氏の作曲、Katharine Lee Bates女史が作詩して国歌とし、今日歌われているのはご存知の通りです。聖歌の歌詞は中田雨後先生の作詞、先生は日本のホーリネス教団の牧師、福音歌手として多くの作曲、作詞、編曲、訳を残しました。

Samuel Ward氏(1847-1903)はニュージャジー州出身、ニューヨークで音楽を学び、6歳からアコーディオンを弾き、16歳でニューヨークの教会のピアニストとして活躍した。地元に戻って楽器店を経営、再び、教会のオルガニストを務め、ピアニストとして家族の財政を助けた。1890 年にThe Orpheus Society を結成、男性合唱団を作った。このグループはニューヨークでも広く活躍、脚光を浴びたようである。

Ward氏は音楽界ではあまり知られていなかったが、1888年” Materna"を世に出した“Materna”とはMother の事で英国の学生たちの俗語”おふくろ”という意味だそうです。

そのオリジナルの一節を紹介します。彼の信仰告白でしょうか。

God is our Refuge and our Strength
Our ever present Aid,
And, therefore, through the earth remove,
We will not be afraid:
Though hills amidst the sea be cast
Through forming waters roar,
Yes, through the mighty billows shake
The mountains on the shore.

アメリカ国歌が公式に決まるまでに幾つかの曲が試されたようですが、Ward氏の曲が最終的に選択されて1893年以来歌われている。
いつも聞く国歌がクリスチャン音楽家の作曲とは興味深々です。(インターネット参照)

前原利夫


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