告げよ主に | 聖歌423番 “I Must Tell Jesus”
I Must Tell Jesus (Live At Cornerstone Church Praise Center, San Antonio, TX / 2018)
テモテへの手紙第二 4:17
話したいことがあるのに、それを聞いてくれる大切な友達がいない。それは、人間が非常な寂しさを覚える状況のひとつでしょう。それがたった一人だとしても、人は皆、自分の秘密を打ち明けられる、信用できる友人が必要です。
牧師であり、著述家であり、また作曲家でもあったエリシャ・ホフマンは、二千を超える讃美歌を生み出しました。ペンシルベニア州レバノン市で牧会をしていた時、彼は様々な試練に苦しんでいた女性を訪問しました。多くの悲しみと痛みを抱えていた彼女はホフマン牧師に「私は何をすればいいのでしょう?何をすればいいのでしょう?」と激しく詰め寄ります。
聖句を引用した後、ホフマンは「あなたの悲しみをイエス様にお委ねする以上の得策はありません。あなたは、イエス様にそのことをお伝えせねばなりません」と言いました。すると「お伝えしなければ。イエス様にお伝えしなければ!」という言葉と共に、この女性の目が輝き始めたのです。帰宅の途に就いた彼の耳には「イエス様にお伝えしなければ」という言葉がエコーのように響いていました。
ホフマンはこの経験を急いで詞にまとめ、その後、曲も完成させました。1894年に『ペンテコステ聖歌』誌で発表されて以来、クリスチャンである私たちには、いつも話を聞き、助けてくれる天なる友がいることを思い出させてくれる励ましの歌として愛唱されいます。
この悲しみの中、エリザベスは旧約聖書のヤコブの話に思いを寄せるようになります。苦しみ、神を必要としたときに、とても特別な形で神さまに出会った彼の話から、自分も同じような経験をしたいと熱心に祈り始めます。
ある晩、そのことを思いながら祈っていたときに、この詞が生まれました。それ以来、この詞は、世界中の熱心に神を求める人々の祈りとなっています。
峯岸麻子
詩編6:9、箴言14:26、ヨハネ14:14、へブル2:18、10:22参照
Taken from [Amazing Grace] ©Copyright
September 22, 2017, Kenneth Osbeck,.
Published by Kregel Publications, Grand Rapids, MI
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