洗礼と神様の奇跡

私は、1987年5月に家族で渡米し、初めて知り合った日本人のお宅でバイブルスタディに参加するようになり、教会に通うようになり、1990年に洗礼を受けました。
神様に背を向けて歩むことは罪だとメッセージで聞き神様に立ち返って主と共に歩み始めましたが、その道は決して平坦な道ではありませんでした。
しかし、どんな試練の時も主が共にいてくださり、主の恵みと憐れみによって、支えられて来たことを深く感謝すると共に神様の計画は完全で、主に委ねる人生はいつも心の平安があり、力と勇気を与えられる日々だったと思う今日この頃です。
2020年に日本でもコロナの勢いが猛威を奮い感染が広がり第2波が北海道の母のいる施設を襲いクラスターが発生したのです。80人中、入所者11人が死亡するという悲惨な状況の中、私は日本にも行くことも出来ずに祈りと賛美を捧げる毎日でした。
母は当時86歳で車椅子で片目は見えず、糖尿病疾患者で、感染したらと思うと気が気ではなく、ニュースを見る度、心配でなりませんでしたが「私を守る方」という賛美を歌うと不思議に平安が与えられました。Zoomで教会の姉妹と祈り、聖書を学ぶ中、信じ切る信仰が育まれ、思い煩いを主に委ねることが出来ました。
重篤の患者でさえ病院には搬送されず、家族にも会えず、息を引き取るような状態が続き、陽性者と陰性者が1階で生活させられて、夜にはスタッフが一人で両方を担当しなければならない最悪の状況下でしたが、母は初めから最後までずっと陰性でした。
誰もがこんな惨事が起きるなんて想像もできなかったし、世界中がパンデミックでパニックになり神様に祈っていた事でしょう。神様は私の祈りに答えてくださいました。祈れば必ず奇跡は起こるんですね!
今でもまだ、アメリカ市民である私は母にも会いに行けません。日本に行ける日が必ず来ることを信じ祈りつつ
「あなたの重荷を主に委ねよ。主はあなたを支えて下さる。」 詩篇55篇23節
高島夕里佳






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