教会のドアはあいていました
夫のコンピューターの専門学校での学びも終わりに近づきました。卒業後は、それまでの学生ビザの延長で18ヶ月のトレイニングビザがもらえますから、その間に就職して、トレイニングを受けて日本に帰ることができたら、最高です。
ところが、卒業が間近になってあちこちにレジメを提出しても一向に返事が来ません。ちょうど、ナサの宇宙飛行士もレイオフされる時期で、アメリカ市民でさえ就職が大変な時期と重なりました。ましてや、外国人のトレイニングビザの者を雇うという物好きはいません。遠くはSFからサンデイエゴまでレジメ持参で駆け巡りました。
3ヶ月たったら、空きが出るからという所を一軒みつけました。毎日車を走らせました。そして仕事がないまま3ヶ月が過ぎました。3ヶ月経ったら雇ってくれるというところに勇んででかけました。そこはつぶれていました。このままだと何のトレイニングも受けないまま日本に帰らなければなりません。学校を卒業してすでに6ヶ月経ってしまいました。
後できいた話ですが、夫は私が仕事に行っている間に家の角にあった教会に行ったそうです。礼拝堂のドアは空いていて,誰もいなかったそうです。夫はクリスチャンではありませんでしたが、「神様、あなたがいらっしゃるなら、どうしてこんなことをなさるのですか」と叫ぶような祈りをしたそうです。
その翌日、卒業した学校に電話をしてみると、求人があるから、来るようにと言われ、すぐその大きなコンピューターの会社の入社試験を受けたところ、採用されたのです。前日には神様がこんなプレセントを用意していてくださるとは知らずに、落胆していましたのに。夫はすぐ前日祈った教会にでかけていきました。
でも今度は教会のドアは閉まっていたのです。夫は感謝の献金と「祈りたい人の為にドアはあけておいてください」というメモをドアに挟んできました。
「あなたの父に祈りなさい、すると隠れた事を見ておられる貴方の父は、報いてくださるであろう。マタイ6:6」
イー弘美

ゴスペルベンチャーインターナショナル教会
Gospel Venture International Church (GVIC)
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