聖歌667番「かいばのおけで、すやすや」“Away in a Manger”
「男子の初子を産んだ。それで、布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。」(ルカ2:7)
この子ども向けの優しいクリスマス・キャロルほど愛されているクリスマスソングは、他にないでしょう。主に対する愛、そして私たちに対する主の思いやりへの信頼がシンプルな歌詞で表現されているこの賛美は、老若男女の心を惹きつけてきました。
子どもに最初に教えるクリスマス・キャロルとして選ばれることが多い本讃美歌ですが、その美しいメロディと優しい歌詞が、人生のどんな季節にも思い出され、愛される讃美歌と足らしめているのです。
本讃美歌は、ルターが自分の子どもたちに向けて作った讃美歌とされ、「ルターのゆりかご賛美」という題名で、ドイツ人の母親たちの間で歌い継がれてきた時期がありました。
しかし、1885年に出版された児童本の中に、この讃美歌の歌詞の1連と2連と同じ内容があることから、近代の研究者たちは先の逸話を認めていません。
讃美歌の3番の歌詞は、メソジスト派の牧師であるジョン・マクファーランド博士により1990年代に書かれました。日曜学校のプログラムでこの讃美歌を歌うにあたり、追加されたものです。
子どもたちにとって、クリスマスはすべてがキラキラしています。しかし、表面的なお祭り騒ぎに留まらず、キリスト誕生の真の意味を子どもたちに伝えることほど大切なことはありません。
クリスマスの日にベツレヘムから始まった、人類史上最高の物語を、子どもたちに語り継ごうではありませんか!
峯岸麻子
マタイ8:20、マルコ10:13―16、ルカ2:12、16参照
Taken from [Amazing Grace] ©Copyright
September 22, 2017, Kenneth Osbeck,.
Published by Kregel Publications, Grand Rapids, MI
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