安かれ、わがこころよ (賛美歌298)Be Still, My Soul

2021年12月30日

「静まって、わたしこそ神であることを知れ。わたしはもろもろの国民のうちにあがめられ、全地にあがめられる。」詩篇46篇10節

安かれ、わがこころよ (賛美歌298) Be Still, My Soul

霊的覚醒はいつの時代にも新しい賛美の歌が伴います。賛美は中世期の霊的休眠の後の16世紀の改革時代に会衆賛美の中に再発見されました。しかし、17世紀になると教会は再び霊的に冷え込んで伝道的でなくなりました。

けれども、神は17世紀の後半にドイツに信仰復興の火付けをされ、同時代の英奥国におけるピューリタン運動やウエスレースリバイバル運動と並ぶ霊の覚醒でした。ドイツの信仰復興運動は多くのリッチな賛美歌を生みました。特に、三人の作曲家の名を挙げることができましょう。

Katerina Von Schiegeはルーテル派でドイツの女子伝道神学校の尼僧であったであろう、これ以上は余り知られていませんが、リバイバル運動で活躍した女性でした。

彼女は1752年に出版された賛美歌集に何曲かの歌詩を提供しています。この歌詞が紹介されて100年後に、ドイツ語を英訳する学者である英国のJane  Borthick 女史が英訳しました。そして、フィンランドの偉大な作曲家シベリウス(Jean Siberius)の”フィンランドィア(Finlandia)の一楽章から編曲し、「やすかれ、わがこころよ」の名曲が誕生しました。

神様は違った国から三人のタラントを用いられ、ご自身の民にこの賛美歌を通し、日々必要な力を備える聖書の真理を伝えられました。

「やすかれ、わがこころよ」、主は貴方の味方です。十字架の痛み、悲しみを忍耐強く辛抱しなさい。神様に全てをお任せしなさい、何事があっても主は私たちに真実であられる。

「やすかれ、わがこころよ」、天の父は最善をなさる、やがて茨の道も喜びとなる。

”主はわたしの味方である”この真理に従いなさい、そして、いま不可解なのはやがて明るみに出されるのだ。

前原利夫


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