「われらはきたりぬ」 聖歌135 | “We Three Kings of Orient Are”
「そしてその家にはいって、母マリヤとともにおられる幼子を見、ひれ伏して拝んだ。そして、宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげた。」(マタイ2章11節)
マリヤ、ヨセフ、宿屋の主人、天使、羊飼い、博士といったキリストの誕生にかかわった人々は、各々、私たちにたくさんのことを教えてくれます。教義的に3人の博士がいたと言える聖書的な根拠はありません。
しかし3つの贈り物があったということからこの考え方が生まれ、伝統となりました。何世紀もの間、巨匠とよばれる芸術家たちはキリスト降誕図というテーマの中で、ラクダに乗った3人の博士を好んで描いてきたものです。
ここで問題なのは博士の人数ではありません。探していたものを見つけるまで与えられた光に従い続けたこと、礼拝を持ってキリストに接したこと、また本国に戻って自分たちの経験を周りに伝えたこと・・・。彼らの行いのすべてが、私たちにたくさんのことを教えてくれます。
また、キリストなる赤子に贈られたプレゼントには意味があり、またキリストにふさわしいものだったことも重要なポイントです。
黄金は王による統治の象徴、乳香は祭司の伝道の象徴、そして没薬はその死を通して得られる贖いの象徴です。私たちが最初にイエス様を見つけたとき、彼らのように愛と献身を示す贈り物を捧げ、その後に心からの愛慕を持ってひれ伏すことは、どれほど重要なことでしょう!
この有名なクリスマスの聖歌を作ったのはペンシルベニア州出身の米国聖公会牧師、ジョン・ホプキンスです。
ホプキンスは、19世紀に聖歌の作詞・作曲を積極的に行い、聖公会における音楽の発達を大きく進めた功績を認められた人物で、彼の著書のひとつである「キャロル、聖歌、歌」は第4版まで増刷されています。
われらはきたりぬ はるかの国より 星影たださす かたをさして
※ おお くしき光よ われらをこよい 救い主
イエスの もとに導け遙
わが手に持ちたる あまたのこがねを わが主の
かむりの 飾りにせめ
わが手に持てるは まれなる乳香 真心こめたる ねぎごとなり
わが手に持てるは たえなるもつやく いかなる痛手も いやしうべし国より
王なるみ子イエス いま世にあれます ハレルヤ! ハレルヤ! たたえまつれ マタイ2:1-11
神の御言葉という光に従いましょう。キリストを礼拝しその愛をシェアするために必要な聖霊の導きに従いましょう。この美しい調べに乗せられたメッセージを携えながら、進もうではありませんか。
峰岸麻子
Taken from [Amazing Grace] Copyright © September 22, 2017, Kenneth Osbeck,. Published by Kregel Publications,Grand Rapids, MI
Used by permission of the publisher. All rights reserved.

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