“するとウジヤは怒りをはっし、香炉を手にとって香をたこうとしたが、、”歴代志 26章19節

ここ数ヶ月、歴代志の王達の信仰や彼らの業績に興味があり、メッセージに取り入れたり学んでいます。歴代志上下は南のユダ王国の歴史を綴る貴重な歴史資料です。8月の礼拝メッセージでヒゼキヤ王を取り上げ、彼の霊的リバイバルを学びました。今号では、祝福されたウジヤ王がついに王座から転落、そのドラマを考えてみましょう。

1)サウル王とウジヤ王:

サウル王(BC1020)はイスラエルの初代の王、ウジヤ王(BC783ー42)はヒゼキヤ王から4代遡る王です。サウルは王位に着いた頃は大変用いられたが王権と祭司権を混乱、やがて王座から転落する。ウジヤも52年の長期政権でエルサレム、ユダ王国を繁栄に導くが、やがて王権と祭司権を混乱、王座から転落する。二人の共通点は彼らの”心の高ぶり”であった。

2)王と祭司のチームワーク:

サウル時代のイスラエルの民はこれまでの神聖政治を好まず、王政政治を選択した(詳細はサムエル記上8 章参照)。神は祭司であり預言者であるサムエルを通して、民の選択に譲歩する。微妙な言い方ですが、神はこの事を民の我儘として容認し、警告と共に王政政治の機能、働きの骨組みを諭す。

しかし、人間の知恵や努力で国民の福祉や防衛は覚束ない。そこで、神は民が選ぶ王の傍に祭司を指名して、ご自身の意図を王に伝えるようにされた。祭司サムエルはサウル王とダビデ王に、後年、ダビデは預言者ナタンを側近とされた。ウジヤ王には祭司ゼカリヤ、ゼカリヤの死後、祭司アザリヤを立てられた。王と祭司のチームワークは神聖政治の真髄である神の御心、公平さ、神の愛を政策に反映するためである。従って、祭司の助言を無視することは神の御心を無視することになる。

3)ウジヤ王の豊かな繁栄:

ウジヤ王は長期政権を通して国民を豊かにした。農事、治水で貯水池の建設、町々の建設、領地拡大で経済も軍事力も拡大した。また、当時、新兵器の飛道具を開発する技術者を抱えていたと、興味ある記録がある。この豊かな繁栄の恵みに与った事を、歴代志の著書は”彼は神を恐れることを自分に教えたゼカリヤの世にいる間、神を求めることに努めた。彼が主を求める間、神は彼を栄えさせられた。”(歴代志下2:5)とある。しかし、言外に、ゼカリヤの死後、ウジヤ王はどうなったかと不安な響きがしないでもない。

4)高ぶりは滅び:

王座の頂点にいたウジヤ王の転落はゼカリヤの死と共にきた。また、ゼカリヤの後継者である祭司アザリヤを軽率に扱った。王の高ぶり頂点に達した。ゼカリヤと共に歩ん時は、神を恐れたが、その恐れの心は消え失せ、権力を笠に祭司の務め、霊的務めに口出しした。彼は国の繁栄を自分の手柄と思い、祭司の職務である宮に入り、祭壇で香をたこうとした。この職務は祭司の領域であって祭司権のある者の務めである。

例え王でも越境できない聖域である。アロンの子孫で香をたくために清められた祭司たちのする務めであった。ウジヤ王の高ぶりは王権と祭司権の混乱で、祭司の働きは神の使命の達成であることを忘れていたのある。高ぶりは神の領域まで自分の領域とする程に恐ろしいものである。ウジヤ王はたちまちにらい病に撃たれ、王座から転落する。死ぬ日までらい病を患ったと記録されている。

最後に、ウジヤ王の高ぶりから ㈰自分の領域と他人の領域を知る、㈪神の祝福の原則を忘れるな、㈫ 悔い改めの機会を失うな。
私たちも心して主の前にへりくだり歩もうではないか。

高ぶりは滅びにさきだち、
誇る心は倒れにさきだつ、 箴言16:18

前原利夫


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